2007年10月12日金曜日
2007年10月11日木曜日
スタンウェイを斬る
桐生市民文化会館のレクチャーコンサート第2弾、「コンサートテクニシャン鶴田昭弘 スタンウェイを斬る」に参加しました。
鶴田さんは「イワユル調律師」です。日本では一概に「調律」と言いますが、ヨーロッパでは「調律」「調整」「調音」と仕事も人も別れているそうです。これはピアノのメンテナンスをするときに、メーカーの製造現場でそれぞれの役を担っていた人が出張で行っていた流れだそうです。そしてこの三役を全てこなす人を「コンサートテクニシャン」として賞するのだそうです。
「調律」は音階、「調整」は鍵など機構、「調音」は音色を其々チューニングします。弦を叩くフェルトを硬くしたり、針で突付いてやわらかくしたりするのは知ってましたが、本来「調律」ではないことをはじめて知りました。
さて、スタンウェイですが、一般改定ではヤマハや河合がメジャーですが、コンサートホールでは8,9割がスタンウェイだとか。私の育ちにはあまり関係ないですが。
スタンウェイ自身はかなりの苦労人で、その生き様がピアノのこだわりとなって今日に存在しているとか。
ピアノの歴史の話は少々退屈でした。もう少し要約しても良かったかもしれません。ただ、チェンバロの時代からピアノの時代に移る中で、活躍した作曲家の関連は、その後のスケールの話と絡めると面白いと思います。
その後、難しいスケールの話です。しかし、逆に目が覚めてしまうのが理数系の性でしょうか。
数字で言えば周波数の倍,1/2が半音だけど...スケールの基本は完全5度から始まった。この5度を繰り返すとドレミファソラシドが現れる。が、これを白鍵に乗せようとすると旨くいかない。キーごとに調律が必要になる。音階を微妙に加減できる他の楽器と違って鍵盤楽器は基本的に音階固定。そのため、いろいろな調律方法が生まれた。現在のピアノは平均律で調律。試しに目の前で自然調律のピアノと音を比べてみましたが、なるほど確かに比べて聴けば違います。
これ、実はクラシックで重要なこと。ほげほげニ短調など、キーを表した曲が多いですが、かつてはスケール自体が違ったわけですね。
しかしですね。このとき頭は別のこと感じてました。絶対音感って言うじゃないですか、聴いた音をピアノで弾いたり。でも、その音が実際は違うわけです。チューニングメータも使わず、スケールを変えてしまう調律師。本物の絶対音感ですよね。すげぇ。
後半は、石川雅代さん,吉永智美さんによる模範演奏でした。石川さんは初めて聴きましたが、当然、良い演奏を聴かせて頂いたので、来月のコンサートのチケットを帰りに購入しました。
吉永さんは以前にやはり桐生でコンサートを聴いたことがあります。パンフレットは大人びてますが、若い演奏家です。アンコールの最後でゴメンゴメンというよなゼスチャーをしましたが、最後のキメが旨く行かなかった?でも前にも見た光景な気がする...本当はサンキューサンキューのポーズかも。元気一杯って感じですね。
--- p:石川雅代
バラード第1番(ショパン)
舟歌(ショパン)
# 舟歌は6/8や12/8で作られているそうな。日本の浜辺歌も6/8ですね。
--- p:吉永智美
前奏曲・コーラルとフーガ(フランク)
--- p:石川雅代,吉永智美
くるみ割り人形組曲より
行進曲
こんぺいとうの精の踊り
花のワルツ
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ロシアの踊り プーランク
ショパン:4つのバラード
別れの曲~ショパン名曲集
前奏曲、コラールとフーガ ~フランク / ピアノ作品集
チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」(全曲)
